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1.電子メールのツボ
 1.8 Cc、Bccを活用する

電子メールには、CCとBCCという2種類の「写し」を送る機能があります。

CCは、カーボンコピー(Carbon Copy)の略、BCCは、Blind Carbon Copy の略です。

どちらも、宛先以外にほとんど同じ内容のメールを送るこごができるのですが、使い方が異なります。

  To:(送信先) Cc: Bcc:
ヘッダに記録 される される されない
送信者から見て 宛先 参考までに 参考までに
受信者・返事の必要性 必要に応じて 特になし 特になし
  • Cc:
    正式の宛先以外に、参考までに伝えておきたいときに使う。Ccで受け取った人は、原則としては、返事の必要がない。

    例えば、会議の案内を知らせるメールが届いたとします。Toで届けば、もちろん参加を要請されているのですが、Ccで届けば、「こういう会議があります。参考までにお知らせしておきます。」という解釈。送信者が使い方を間違ったのでは?という場合は、確認。

    Ccは、電子メールの特徴が生かされた、便利な機能。だが、あまり必要でない人にまで送ってしまわないよう、気をつける必要がある。

  • Bcc:
    使い方は、2通りに限られるといっていいでしょう。
    • 宛先(To)の人には内緒で、当事者ではない誰かに知らせておきたい場合。
      (トラブルを引き起こす原因にならないよう、使い方には注意を要します)
    • 複数の人に宛てたメールの、メールアドレスを互いに知ることがないようにするのが好ましい場合。例えば、メールアドレス変更のお知らせをする場合などは、この機能を使うと便利。
      但し、メール本文中に、「Bccを使ってお送りさせていただきました」というような1文を入れておくと、「あなたも当事者ですよ」と、注意を促すことができるので、お薦めしたい。
[author's voice]
誰に宛てられたメールであるかを、明らかにしたメールを書くことは、CcやBccの場合と、Toの場合を区別するために、必要だといえます。CcやBccで送られてきた内容次第によっては、思わず返信をしてしまうことが考えられるからです。

Bccで送られたメールに返信をすると、元メールの差出人に返信するだけですみますが、Ccで送られたメールに返信をすると、差出人とCcに出したアドレスにメールを送信してしまう場合があります。トラブルを引き起こしたり、返信をした人に大恥をかかせることになります。

こういったことを引き起こす原因は、返信時に確認を怠ったこともありますが、元メール送信者の書き方にもあります。
○○様
というような書き出しにして、「私が誰に送っているんですよ」ということを、見逃さないようにしておくことが、よいでしょう。