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2.電子メールの基本パターン
 2.4 重要な注意の書き方

メールを読む立場にいる人に対して、重要な注意事項がある場合は、しっかりと目立つように、メール本文の冒頭に書きましょう。

うっかり読み落とされたり、情報の性質を間違われたりするようなことがないよう、上手に注意を促す工夫が必要です。
件名:品質保証期間の設定について

品質管理課・営業部各位

品質管理課の斉藤です。

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このメールは社外秘です。取扱いにご注意をお願いします。
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(株)平成ペイント様から、品番5247の発色・粘性が使用期限内であるにも関わらず、変化している旨のクレームをいただきました。
ロット番号は、現在のところわかっておりませんが、Lot.2046X402の可能性が高いと思われます。
至急、品質管理課でも追試験を行い、追ってご報告をさせていただきます。

(以下略)
[author's voice]
電子メールを書くことは、ビジネス文書、書類を書くことよりも、難しい側面を持っています。なぜなら、書類として印刷をしてしまうと、相手の環境にほとんど依存しないからです。

最近のメールソフトでは、メールに書かれたURL(インターネットアドレス)は、ダブルクリックまたはクリックすると、ブラウザが開き、そのページを表示するものが多いでしょう。ですがこれも、「必ずそうなる」ものでもありません。読んでいる人が、そのURLをコピー、ブラウザのアドレス欄にペーストをする必要があるかもしれません。

たったこれだけのことでも、環境によって異なってきます。機種依存文字など使ってはいけない文字があることも先に述べましたが、最低限のマナーを知り、その上で、相手にとって明瞭でわかりやすいメールとなることを、心がけたいものです。

それがビジネスにおけるメールではないでしょうか。またプライベートなメールである場合にも、基本的なマナーは、守られるべきだと考えます。
特に、携帯メールの手軽さ、暇つぶしにコミュニケーションを楽しむような使い方から「メール」に接触し始めた人にとっては、全く次元の異なるものと、心して取り組むべきものかもしれません。